理事長挨拶
日本整形外科超音波学会 理事長 河端病院 整形外科 渡邉千聡
この度2025年7月から伝統ある日本整形外科超音波学会の理事長を拝命いたしました河端病院の渡邉千聡でございます.本学会は私の恩師であります小野村敏信名誉会員が1989年に初代代表を務められ,その後35年以上の歴史を持つ学会であります.発足当初は研究会でありましたが,2013年に学会となり,さらに2024年6月からは前理事長の 田中康仁先生の多大なるご尽力で,一般社団法人日本整形外科超音波学会として新たな一歩を踏み出しました.現在,会員数は1200名に達し,大変活気があり勢いのある学会となっております.その理事長として運営に携わりますことは、私にとりまして大変光栄なことであり、身が引き締まる思いがいたしております。田中康仁理事長の後任として、これまでの路線を継承し、更なる発展を目指して参る所存でございます.
超音波機器は医療機器の中で最も進化の速い機器であります.スポーツフィールドでも十二分に活用ができるようになり,またエコー下インターベンションに即時効果があることから,近年は若手の医師や理学療法士など医療に従事されている先生方が興味を持ち,その研究成果を国内は勿論,世界へ発信しています.その先生方が躊躇なく発信できるような,後押しができるような運営を遂行することが私の使命だと思っております.
また,今や日常の運動器診療において超音波は欠かせないツールとなりました.今後は会員の皆様とともに,運動器診療に超音波を用いることは“欠かせない”から“常識”になりますように会員皆様のお力添えをいただきながらこの学会をさらに発展させる所存でございます.何卒宜しくお願い申し上げます.